ドアクローザーとは、住宅用ドアでは一般的にドアの内側上部に付き、ドア側についている箱のような本体部と本体とドア枠をつなぐアーム部で構成された部品で、開けたドアをゆっくり静かに閉めるための装置です。
内部に密封された油の圧力により閉じる構造になっており、通過中の人がドアに挟まれないよう、閉まってきたドアを人の力で開けられるようになっています。
【速度調整機能】
ドアの閉鎖速度はいくつかの区間に分かれており、それぞれの区間の閉鎖スピードを調整することができます。
また、ドアが閉まる直前まできた時点でドアをすばやく閉める機能(ラッチングアクション)も備えています。
ドアの速度調節を行う際は、ドアを開けてドアストッパーなどで固定してから調整をしてください。
お使いの玄関ドアのシリーズはドアの室内側の右上または左上にシリーズ名などが記載されたラベルがあります。ドアのラベルの貼付け位置と読み方はこちらをご覧ください。
玄関ドアヴェナート D30、プロントのドアの閉まる速度の調整方法を説明した動画はこちらをご覧ください。
【ご注意】
ネジは絶対にはずさないでください。部品が落下するおそれがあります。
調整弁(ネジ)をまわしすぎないでください。油漏れを起こすおそれがあります。
・玄関ドアイノベスト、勝手口ドアの場合
ラッチングアクションの角度を必要以上に大きくしないでください。角度が大きい状態で使用すると、指をはさむなど、思わぬ事故やけがをするおそれがあります。
・プラマードHの場合
ネジを2回転以上まわさないでください。ネジがはずれ、ドアクローザー内部の油がもれるおそれがあります。油がもれるとドアクローザーの機能が失われます。
【ストップ機構】
ドアを一定の角度で開いた状態で一時的に止めるストップ機構が付いたドアクローザもあります。
止まった状態でロックする機構にはなっていませんので、ドアを開閉する際に強風が吹いていたり、窓などの開閉によって屋内を通る突風が発生するなど、ドアに強い力が加わった場合はドアが急に開いたり閉まったりすることがあります。
強風時などにドアを開閉する時は、ハンドルをしっかり持ち、ドアと枠の間に手などが挟まれないよう注意して開閉してください。
【バックチェック機構】
強風などにより、急激にドアが開いてしまうことを防ぐために、約70°から油圧が働いて、急激にドアが開くことを押さえる機能を、バックチェック機構といいます。
バックチェック機構が付いている場合、70°以上ドアを開けるときは多少重くなりますが、故障ではありませんのでゆっくり開いてください。
(日本サッシ協会HP『サッシ・ドアの豆知識』より引用)
https://faq.ykkap.co.jp/pro/faq_detail.html?id=314
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